愛しい人へ
3人でこたつに入って
そこそこ美味しくできた鍋を食べて
年末のテレビを見て笑う
途中 雅人のケータイに彼女から電話が来た。
『雅人会いたいよ~』
甘えた声が聞こえてきた。
『俺のほうがもっと会いたいよ~』
なんて見てるこっちまで幸せになりそうなくらい
雅人はデレデレしてる
「雅人って本当にKYだよなぁー」
タケが不満そうにつぶやいた
「タケは俺に気配りすぎなんだよー」
タケは優しいから俺の前でほとんど彼女の話をしない
それはそれで少し寂しい気もする