愛しい人へ
「なぁー何お願いした?」
俺とタケはニヤニヤして雅人に聞く。
「ん、彼女に捨てられないように!って頼んだ。」
その言葉を聞いて俺とタケは笑った。
「なんだよーお前らも言えよっ!」
雅人は不満そうに言う
「いやだよ、教えたら叶わないだろーが!」
俺とタケの言葉に雅人は
「ゲェー 俺、お願いごと喋っちゃったよ」
本気でへこむからおもしろい。
「大丈夫だよ!どっちみち雅人はすぐに
捨てられる予定だろ~から!」
タケが雅人の背中をバシバシと叩いた。
「ちくしょーーーーーー!」
雅人の声が気持ちいいくらい
夜の空に響いた。