愛しい人へ



朝のホームルームの時点で泣いている人がいっぱいいた。




安部は黙って校庭をほおづえついて眺めていた。



唇をかみしめている。





そういう安部を見てると単純にかわいいなって思う


なんていうか、女の子だなって感じる瞬間の1つ





ホームルームで担任の言葉を聞き終えると


俺らはだらだらと廊下に並ぶ




なんだかんだ男子だって寂しさでいっぱいなんだ












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