愛しい人へ


部活帰り、俺と雅人はそのまま俺の家に行った。



「ただいまっ!!」俺よりも大きな声で言う雅人。


何者だよ、お前。


「あらーいらっしゃい!」

俺の母ちゃんは雅人がタイプだといってる。


父ちゃんかわいそうに・・・
こんな奴に負けるなんてね



「あれ?雅人くんじゃん!」

「あ。由実姉さんこんばんは!」


雅人がお辞儀する。



ダダダダダダァーーーーーーーーーーーー



その後ろから俊平が飛び出してきた。


「おぉぉぉーーー!!」


熱いハグを交わす、俊平と雅人。


俺は雅人の背中を叩いた。

「おい、上がるぞ」


「あ!」雅人はあわてて靴を脱ぐ。



母ちゃんと姉ちゃんがちょうどカレーを作ってるところだった。



この流れで雅人が夕飯を食べていかなかったことは
1度もない。


既に彼は夕食をだべる気満々でいる。



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