愛しい人へ
翌日。梨絵は欠席だった。
「まじかよ・・・」
1日中やる気が起きなかった。
なんで休みなんだよ・・・。
「先生。今日、なんで夏木休んだんですか?」
「あ、それでお前に聞こうと思ってたんだよ。
理由しらないか?」
逆に聞かれてしまい、俺はポカーンとしてしまった。
「え、無断欠席なんすか?」
「そうなんだよ。困ったなぁ・・
大丈夫かな?」
先生は一応、これから梨絵の家に電話してみると言って
職員室に入っていった。
「んーーーーーーー」
俺がボーとしながら、廊下を歩いていると
タケがやってきた。
「先生なんだって?」
「連絡きてないんだって。」
「え、無断?」
「らしいよ。」
タケも困った顔をしていた。
「とりあえず、明日まで待つよ」
俺は笑顔でそういった。