愛しい人へ


「拓海どうしたの?」



リビングでうつぶせになっている俺を

上から見下ろす未希。



「あぁー?ちょっとね・・・」



「あ!わかった!好きな子からのメール待ってるんでしょ?」


嬉しそうに笑う未希。



「くだらねーことばっか言ってんじゃねーよ、ブス」



「はあー?そこまで言う? 拓海のバカ!」




すねて部屋に行ってしまった未希。




「本当にどうしたの?」



健くんが新聞を読みながら 
俺のとなりにあぐらをかいて座った。



「うぅ・・・・」



「あたしたちが相談のってあげようか?」


姉ちゃんまで来た。




< 48 / 236 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop