愛しい人へ
「駅からどっち向かってた?!」
「たぶん、家だと思う。橋のほうに向かってたから」
「ありがとう!」
俺は林にお礼を言うと、
すぐにタケと雅人に報告しておいた。
「行くの?!」
「ああ。行く。」
担任にもう一度電話をしてもらうと
林の言うとおり
本人が家に帰って来たと夏木のお母さんが言ったという。
夏木のお母さんは
夏木の頬の怪我をみて 混乱してるようで、
先生も夏木の家にいくことになった。