愛しい人へ
「ってか、早く見ようぜ?」
タケがナイスツッコミを入れた。
「あぁーどうしよう。夏木と同じだったら。
俺、不登校になるかも」
雅人がまた、梨絵をからかう。
梨絵は完全無視。
4人でクラス替えの紙をもらいにいった。
「えええーーーーーー」
梨絵と俺は同時にガックリ。
クラスが離れてしまった。
俺とタケが同じクラスで、
梨絵、雅人はバラバラだった。
「まぁ、まだ雅人と同じにならなかっただけでマシだよね」
梨絵は自分に言い聞かせるように言った。
「なんだよ、それ!」
雅人がすぐにつっこむ。