愛しい人へ


そんなときは、決まって健くん!



俺は健くんに連れられて、

近所の河原へ来た。




夜風が気持ちよかった。




「あれだよなぁー。
 本当に大切にしてる人にこそ
 告白はできないもんだよな」



健くんは少し照れながら言った。





「なんつーか、今の関係壊れたら
 どうしようっていう不安がね・・」



「わかるわかる」



「健くんもこういう関係ある?」




「うーん、あるもなにも
 俺もそういう気持ちで由実に告白したからな」



「え、姉ちゃんに?!」




「うん。告白しようと決めてから
 1ヶ月もかかった(笑)」




「なんか意外(笑)」
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