ディア フレンド
恭也くんに連れられ、高跳びのバーの前に来る。
意外と高いな・・でも、絶対跳ぶもん。
そおっと高さを見てみる。えっ? これで120センチ?
これ女子でも余裕で跳ぶんだよね?・・ちょっと心配。
「大丈夫、お前足速いから跳べる。
バネもありそうだしな。」
軽く言わないでよ・・・アタシはとりあえず
背面の跳び方を習う。踏み切りで背中向くのか・・
「まず手本に俺、跳ぶから。
永野、バー150センチに上げてくれ。」
「はい!」
1年生がバーをそおっと上げる。
もう1人近くにいた女の子も上げる。
150センチって高過ぎない!? まぁ関東優勝してるから
全然軽いのか・・
恭也くんは歩幅をあわせ、手を上げる。
すると、軽快に助走をつける。
ポンポンポン・・・ヒュン。
綺麗に弧を描くように跳ぶ。フォームも凄く綺麗。
お兄ちゃんより・・凄い。
見惚れている間に飛び越える。周りの人も一瞬静かになる。
ドスッ。 マットに綺麗に落ちる。
余裕そうな表情。凄くかっこいい・・・
アタシは恭也くんに近付く。
あまりの綺麗さに思わず拍手が出てしまう。
「恭也くん凄いね☆ かっこよかったよ」
「えっ///・・全然大したことねえよ// ほら、今度は
お前跳んでみ、最初は120くらいじゃね」
アタシはとりあえず教わったとおりに歩幅をあわせる。
あんまりよくわかんないけど・・
そして、手を上げる。気持ちを落ち着け、軽快に助走をつける。
トントントントン・・・ひゅん。
自分の最高のタイミングで跳ぶ。
身体がふわりと浮く。一瞬、跳べてるのかわかんなくなる。
すると、ドスッ。勢いよくマットに落ちる。
背中痛いよ・・・
ふとバーを見る。少し揺れているが落ちてはなかった。
初めて跳んだのだ。自分でも放心状態だ。
マットに落ちたまま、動けない。正確には動かないのだ。
心配した恭也くんがアタシのとこに走って来る。
「大丈夫か? 杏南、初めてなのに凄いな・・」
「あっ・・うん。なんか腰抜けちゃったみたい・・
立てないや。」
意外と高いな・・でも、絶対跳ぶもん。
そおっと高さを見てみる。えっ? これで120センチ?
これ女子でも余裕で跳ぶんだよね?・・ちょっと心配。
「大丈夫、お前足速いから跳べる。
バネもありそうだしな。」
軽く言わないでよ・・・アタシはとりあえず
背面の跳び方を習う。踏み切りで背中向くのか・・
「まず手本に俺、跳ぶから。
永野、バー150センチに上げてくれ。」
「はい!」
1年生がバーをそおっと上げる。
もう1人近くにいた女の子も上げる。
150センチって高過ぎない!? まぁ関東優勝してるから
全然軽いのか・・
恭也くんは歩幅をあわせ、手を上げる。
すると、軽快に助走をつける。
ポンポンポン・・・ヒュン。
綺麗に弧を描くように跳ぶ。フォームも凄く綺麗。
お兄ちゃんより・・凄い。
見惚れている間に飛び越える。周りの人も一瞬静かになる。
ドスッ。 マットに綺麗に落ちる。
余裕そうな表情。凄くかっこいい・・・
アタシは恭也くんに近付く。
あまりの綺麗さに思わず拍手が出てしまう。
「恭也くん凄いね☆ かっこよかったよ」
「えっ///・・全然大したことねえよ// ほら、今度は
お前跳んでみ、最初は120くらいじゃね」
アタシはとりあえず教わったとおりに歩幅をあわせる。
あんまりよくわかんないけど・・
そして、手を上げる。気持ちを落ち着け、軽快に助走をつける。
トントントントン・・・ひゅん。
自分の最高のタイミングで跳ぶ。
身体がふわりと浮く。一瞬、跳べてるのかわかんなくなる。
すると、ドスッ。勢いよくマットに落ちる。
背中痛いよ・・・
ふとバーを見る。少し揺れているが落ちてはなかった。
初めて跳んだのだ。自分でも放心状態だ。
マットに落ちたまま、動けない。正確には動かないのだ。
心配した恭也くんがアタシのとこに走って来る。
「大丈夫か? 杏南、初めてなのに凄いな・・」
「あっ・・うん。なんか腰抜けちゃったみたい・・
立てないや。」