ディア フレンド
有李栖side


ふ~・・どうにかバレずに済んだ。
全く、渉も嘘が下手だ・・
私は大広間に戻る。すると、みんな飾り付けをしてる。
男3人が綺麗に部屋を装飾してるのも
不思議な光景よね。ギーストも厨房から戻って来る。

「お嬢様、料理のほうは完璧です。
私も飾り付けした方がよろしいですか?」


「そうね。なんか奇妙な光景だけど・・」


「杏南、なんか最近元気ないからな。
元気になるといいよな。」


「渉は杏南ちゃんのことになると
真剣になるんだね。」


「べ、別に// アイツには
世話になってっから・・」

「お前も杏南のことちゃんと意識
するようになったんだな。」


「っるせーな。」


③兄妹が揃っているのも珍しい。
剛は特にそうだ。いつも部活でいない。
だから少し嬉しい。私も杏南のために頑張ろう。


「有李栖様~♪いろいろ買って来ましたぁ!」


「クラッカーってこれですよね?」

「そうよ、もう少し量あってもいいわね・・
まぁ、後で紗羅に買って来てもらうわ。」


「ではあたしたちは楽器の用意します。
今日は杏南様の特別な日。盛大にしましょう!!」


オリークとトゥラムは私の部屋に隠しておいた
楽器を取りに行く。この日のためにハヤテの友達から借りたのだ。
はぁ・・帰って来るまで3時間。
完成させないと!!

私はまだ書き途中の歌詞を書く。
全く、5姉妹も洒落たこと考えるけど・・
なんでよりによって私に歌詞を頼むよ・・
そういうの苦手なんだけどな・・


ピンポーン!「有李栖~!来たぞ~!」

遥妃が来た。遥妃に手伝って貰うか・・
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