ディア フレンド
ウィーン。
車の窓が開く。

「おはよう。
杏南、早いね。朝自主練?」


「お早うございます。
先生はいつもこんなに早いんですか?」

ガチャッ。バタンっ。
岡野先生は車から出て来る。
今日は長い髪を下ろしている。
凄く綺麗・・・


「ううん。恭也から連絡来てね。
2人で練習するから来て下さいって」

「2人?・・ですか?」


「杏南が来たってことは
恭也と杏南だったのね。
2人ってそういう関係なの?(笑」


「ち//違いますよ///
恭也くんは///・・ただ・・その・・」

「そんなに動揺しなくても。
杏南面白いわね。
紗羅に感謝しないと、
こんなに面白い子連れて来てくれて
ありがとうってね。」


そう言い残すと笑顔で職員玄関に
向かう。
アタシも急いで部室に向かう。
こっそり携帯を確認する。
恭也くんからは来てない。


少し残念。
携帯をエナメルに入れる。
部室には案の定誰もいない。

鍵は・・・あっ。
職員室だった・・めんどいな・・
いつもなら1年生がやってくれるけど・・
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