ディア フレンド
やっと教室に着いた。
エナメルと鞄が重い。
今日は4教科だっけか・・
朝から数学って、だる過ぎ・・・


足取りが重くなりながら
ドアを開ける。

ガラガラガラ。


「やっと来た~!
お疲れ~!笑」


紗羅が笑顔で遥妃、有李栖と
いつものように駄弁っていた。


「朝から練習とは
頑張るな。
お前には皆期待をしているからな。」



「杏南は無理をしないように。
でも頑張って。応援してる。」

遥妃と有李栖が激励をしてくれる。
有李栖はいつの間にか
家での喋り方になっていた。
あの喋り方も独特だったから
疲れたんだろうね・・


「ちょっと!うちには
応援してくれないの!?
うちだって200mと100m
出るんだけど?」



「まぁリレー頑張れ。
杏南と海來に中国大会
連れてって貰え?」


「ひどー!個人で
行くから良いもん。」


「行かなかったら罰ゲームで
渉に告白したらどう?」


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