ディア フレンド
「はぁ///
んなこと・・出来る訳//」


「楽しそ♪
有李栖ナイス発言!」


こんな具合でいつもの
ガールズトークが始まる。
そして結局、個人で中国地方大会に
行かなかったらコクることになった。
紗羅も大変だな・・・


ドクンっ。
何かの気配を一瞬感じた。
辺りを見回す。
別に異変はない。
気のせい・・・かな・・

キーンコーンカーンコーン。
チャイムが鳴ったので一応席には着く。
だが、アタシら4人は近いので担任が
来るまでずっとさっきの話の続きをしていた。

ドクンっ。まただ・・
何だろう・・アタシは妙な胸騒ぎを覚えた。









放課後、今日は明日の中総体の
ための準備やらでリレーくらいしか
出来なかった。
まぁ、あんまやってもしょうがないけど・・
もし、これで明日負けたら引退なのか・・

そんなことしないけどさ♪
ミーティングも終わり、さっさと帰る。



「明日って紗羅の200mと
リレーか・・楽しみだな♪」


「あんたは肝据わってんだね・・
初の大きい大会でそんなこと言えんのって・・」



「だってなんか華やかじゃん♪
剣道なんてなんか緊張感漂い過ぎだもん」



「確かにね。うちなんか
賭けが掛かってるからねぇ・・・」




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