ディア フレンド
「嗚呼・・・渉にか。
頑張れ!いろんな意味で。」


「杏南のくせに・・
んじゃバイバイ。」


紗羅は笑顔で手を振る。
アタシも振り替えし、
家に急ぐ。
大会よりも教室での違和感が
どうも頭から離れないのだ。

今まであんなのなかったのに・・
最近妖怪【スポク】の数が
減ったのも気になる。
今日出られたら困るな・・


そんなことを考えてる内に
家に着いた。
ガチャッ。

「ただいま~。」



「おっ。お帰り、
遅かったな。飯、出来てんぞ。」


「うん、分かった。今行くね。」


渉が出迎えって。
紗羅の話をしていたから
自然と笑いが込み上げてくる。
急いで荷物を部屋に置いて、
大広間に向かう。

すると、テーブルには料理が
並んでいた。
しかも結構豪華な・・・
何でですかね・・


「杏南、今日は
ヘルシー料理だから安心して。
私と渉で作った。
明日、頑張って。」


「渉も?
大会の前に死なないよね・・?」


「おいっ・・
前お粥食ったろうが!」
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