ディア フレンド
「ああ。あれは
美味しかったよ。
ってか渉も大会でしょ?」


「まぁ・・ほら。
えっと・・」


「渉は杏南のために
頑張ったの。
いつも作ってくれてるから。」


有李栖の言葉で渉の
顔はみるみる紅くなってく。
そして必死に否定をしている。
まぁ素直に嬉しかった。
明日頑張らないと。
一層アタシは気合いが入った。


「じゃあ渉&有李栖の
料理を食べようか。」


アタシは目の前のハンバーグに
箸をつける。
そして勢いよく口に入れる。
美味しい・・ジューシーで
なんか温かい味がする。


「どうだ?杏南・・」


心配そうに渉がアタシを見る。
からかいたくなるよ・・
その顔されると・・笑


「美味しいよ。
なんか、温かい味がする。
渉、ありがとう。」


「ほとんど有李栖に
手伝って貰ったんだよ・・」

「でも、言い出したのは
貴方。」




「2人共ありがとう♪
絶対入賞してくるから!」


アタシは宣言し、
ご飯をかき込む。
アタシの食べっぷりに
2人は笑っていた。
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