ディア フレンド
食器を厨房に持って行き、
洗う。
今日は3人で並んで洗う。
なんか異様な光景・・
しかも渉は有李栖がいつもしてる
エプロンなんかしてるから
余計変に見えるのだ。
「そのエプロン何とかなんないの?」
「有李栖のエプロンだけどよ。
なんか着心地良くてよ。」
「渉は主夫向きね。
奥さんはきっと
キャリアウーマンね。」
「確かにね。」
ドクンッ。また・・
さっきのは近い。
薔薇園のほうだ。
アタシは急いで手を洗う。
そして、走って狗獣刃(こうじゅうじん)を
取りに行く。
明日大会なのに・・・
アタシは制服に着替える。
今日は黒ミニ。
バダンっ!!
勢いよく閉めたので
凄い音が響く。
また走って厨房に戻る。
2人が目を丸くしてアタシを見ていた。
「杏南・・どうしたの?」
「気配。感じないの?
薔薇園に強い気配が・・」
「ゴメンなさい・・
私の力も弱って来てるの・・
もう戦うコトも難しいの・・だから・・」
「―大丈夫!
有李栖は渉をお願い。
行って来ます!!」
アタシは右手に狗獣刃を
持ち、玄関を出る。
風が生ぬるい。
薔薇の色がいつもより
くすんで見える。
洗う。
今日は3人で並んで洗う。
なんか異様な光景・・
しかも渉は有李栖がいつもしてる
エプロンなんかしてるから
余計変に見えるのだ。
「そのエプロン何とかなんないの?」
「有李栖のエプロンだけどよ。
なんか着心地良くてよ。」
「渉は主夫向きね。
奥さんはきっと
キャリアウーマンね。」
「確かにね。」
ドクンッ。また・・
さっきのは近い。
薔薇園のほうだ。
アタシは急いで手を洗う。
そして、走って狗獣刃(こうじゅうじん)を
取りに行く。
明日大会なのに・・・
アタシは制服に着替える。
今日は黒ミニ。
バダンっ!!
勢いよく閉めたので
凄い音が響く。
また走って厨房に戻る。
2人が目を丸くしてアタシを見ていた。
「杏南・・どうしたの?」
「気配。感じないの?
薔薇園に強い気配が・・」
「ゴメンなさい・・
私の力も弱って来てるの・・
もう戦うコトも難しいの・・だから・・」
「―大丈夫!
有李栖は渉をお願い。
行って来ます!!」
アタシは右手に狗獣刃を
持ち、玄関を出る。
風が生ぬるい。
薔薇の色がいつもより
くすんで見える。