ディア フレンド
その合図でみんな一斉に食べ始める。
今日の夕食はトゥラムも一緒。精霊は普段人間と一緒にいることは好まない。
でも、トゥラムは本来は人間が好きなのだ。あの事件以来、心を開くことを怖がるようになってしまったのだ。でも、一応少し開いたようだ。
それは良いこと。だから、喜ぶべきことだ。でも―、
「杏南様、あとで杏南様のお友達と会わせて下さい。そんなに楽しい方たちとお話がしてみたいのですが・・・」
「いいよぅ!!でも、精霊って言っちゃダメなんだよね?じゃあ・・いとこってことにしようか。この家に呼んでもいいんですか?」
「別に構わないよ。僕は普段大学だし、渉のクラスメイトだったら渉もいいだろう?」
「まぁ・・でもハーレムは困るよな//」
「そういうとこお前はウブだよな。」
ふと、大広間入り口に視線をやる。剛が帰って来たのだ。
制服を着ている。一応、学校だったのだろう。合宿帰りか・・・
剛は椅子に腰掛けると杏南をじっと見つめる。
「ん? ソイツ誰?」
「杏南様ですよ。今年の封鬼師の人です。」
「じゃあ、隣城家の? めっちゃ可愛いじゃん。」
「初めまして。杏南です・・・」
「これは俺の2番目の兄さん。剛っていう、かなりS・・・」
「余計なこといってっとお前の気持ちバラすけど?」
渉の気持ちはわたしも知っている。そこはあえて、突っ込まないでおこう。
渉は真っ赤になって止めに入る。そこは純粋な子だ・・・
杏南とトゥラムは好奇心の眼差しで見つめる。目がキラキラしている。
「剛、あんまりいぢめては渉が可哀相なのです。夕食は食べますですか?」
「いい、食ってきた。後で杏南とは話しようかな。」
そういうと大広間を出た。また手を出すことになったらわたしが全力で止めないと・・・
そうこうしてる内に皆夕食を食べ終わっていた。
わたしも以外と今日は食べるのが早かったな・・・
「さて、食器でも洗うね。みんな順番にお風呂入っていいから。」
杏南は両手に器用にたくさん皿を抱えると走って行ってしまった。
元気なんだな・・・若いって羨ましいな。500年も生きれば疲れてくる。
今日の夕食はトゥラムも一緒。精霊は普段人間と一緒にいることは好まない。
でも、トゥラムは本来は人間が好きなのだ。あの事件以来、心を開くことを怖がるようになってしまったのだ。でも、一応少し開いたようだ。
それは良いこと。だから、喜ぶべきことだ。でも―、
「杏南様、あとで杏南様のお友達と会わせて下さい。そんなに楽しい方たちとお話がしてみたいのですが・・・」
「いいよぅ!!でも、精霊って言っちゃダメなんだよね?じゃあ・・いとこってことにしようか。この家に呼んでもいいんですか?」
「別に構わないよ。僕は普段大学だし、渉のクラスメイトだったら渉もいいだろう?」
「まぁ・・でもハーレムは困るよな//」
「そういうとこお前はウブだよな。」
ふと、大広間入り口に視線をやる。剛が帰って来たのだ。
制服を着ている。一応、学校だったのだろう。合宿帰りか・・・
剛は椅子に腰掛けると杏南をじっと見つめる。
「ん? ソイツ誰?」
「杏南様ですよ。今年の封鬼師の人です。」
「じゃあ、隣城家の? めっちゃ可愛いじゃん。」
「初めまして。杏南です・・・」
「これは俺の2番目の兄さん。剛っていう、かなりS・・・」
「余計なこといってっとお前の気持ちバラすけど?」
渉の気持ちはわたしも知っている。そこはあえて、突っ込まないでおこう。
渉は真っ赤になって止めに入る。そこは純粋な子だ・・・
杏南とトゥラムは好奇心の眼差しで見つめる。目がキラキラしている。
「剛、あんまりいぢめては渉が可哀相なのです。夕食は食べますですか?」
「いい、食ってきた。後で杏南とは話しようかな。」
そういうと大広間を出た。また手を出すことになったらわたしが全力で止めないと・・・
そうこうしてる内に皆夕食を食べ終わっていた。
わたしも以外と今日は食べるのが早かったな・・・
「さて、食器でも洗うね。みんな順番にお風呂入っていいから。」
杏南は両手に器用にたくさん皿を抱えると走って行ってしまった。
元気なんだな・・・若いって羨ましいな。500年も生きれば疲れてくる。