ディア　フレンド
アタシはベットに勢いよくダイブする。ドサッ。
はぁ・・アタシは枕に顔を埋める。
なんか、今日はこのまま寝ちゃおうかな・・・
アタシはそのまま眠気に負けて眠りに着く。

『な・・・んな・・杏、南。』


夢の中でアタシは誰かに呼ばれた。姿は白い靄（もや）が掛かっていて見えない。
でも、声はどこかで聞いたことがある。
なんか、懐かしいような・・・ふと自分が泣いているのに気付く。
何故だろう・・アタシはそのまま白い波に飲み込まれる。
その声も聞こえなくなってしまった。




バッ。アタシは飛び起きる。汗がじんわり首を伝う。
変な夢・・携帯を開く。今、６時。丁度いいのか・・・
アタシは急いで着替える。今日はみんながうちに来るんだよね。
制服（学校の）に着替え、厨房へ向かう。
中を覗くと有李栖が何かを切っていた。
起きるの早いな・・・

「有李栖。おはよう！ゴメン、遅れて・・・」

「おはようなのです。遅刻ではないのです。わたしが早く起きただけなのです。」

なんだ。遅刻じゃなかったんだ・・アタシは有李栖が作った料理を運ぶ。
大広間には渉しかいない。ハヤテ様はどこだろう・・

「よっ。ちゃんと起きてんな。今日はみんな来るからな。」


「分かってる。ケーキ作ったからね☆楽しみにしてて」


「ああ、さっさと行くぞ。今日はテストだからな」

「えっ？なんの？」


「理科の単元テスト。勉強してねえの？」

しまった・・・忘れてた。しかも１時間目じゃんか！？
急いで学校行って勉強しないと・・・
アタシは急いで朝ご飯を食べる。うっ・・かき込みすぎた・・・
必死に水を探しているとハヤテ様が気付いてくれた。

「これ、飲みな？　あんまり急がなくても・・」

アタシは急いで水を流し込む。やっと落ち着いたぁ・・・

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