ディア フレンド
「太陽ねぇ・・もしかしてお前、杏南のこと。」


「んな訳ねえだろ!!!だって、アイツはただの幼馴染みで・・」

「1回意識したら、好きになると思うけど?」

よく考えたら守りたいっていう気持ちは・・俺は自分の気持ちがよく分からない。
杏南が好きなのか、そうじゃないのか・・・

「杏南みたいに可愛い子、そう滅多にいないからな。誰かに取られるよ?」

んなこと言われても・・でも、俺自身の気持ちが分からないのだからどうしようもない。杏南は俺のこと、どう思ってるのかな・・・




杏南side

やったぁー♪完成だぁ~! 結構、良いんじゃない?
ちょっと自分に拍手を送りたくなった。まだ3人来ないのかな・・・
とりあえず冷蔵庫に入れとこう。
大広間に行って2人とお喋りしてようかな。
アタシは大広間に向かう。大広間を覗くと2人はなんか深刻そうな顔で話していた。
テストの答えあわせでもしているんだろうか。
2人のとこに行くと渉が少し驚いた表情で見ていた。

「何話してたの?テストの答え合わせ?」


「まぁ、そんなとこかな?」

なんか、意味深な発言。絶対、違う気がして来た。これ以上はプライバシーだから聞かないケド・・・
アタシは椅子に腰掛ける。そして、2人とお菓子談義をしていた。

ピンポーン。ピーンポーン。

3人が来たのかな?アタシは急いで迎えに行く。
何故か知らないケド渉もついて来た。

「はいはーい。」

ガチャ。ドアが開く。すると、紗羅、遥妃、有李栖が制服で立っていた。
アタシの姿を見るなり、目を丸くさせ2度見をする。

「杏南?・・・なんでコスプレ?渉くん、そういう趣味?」


「違う!だから、コイツはメイドで修行しに来てて・・」

「そういうプレイなのか? 渉は変態だったのか・・」
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