ディア フレンド
「ちょっと言って来るね・・」


「行ってらっしゃい。」

アタシは伶哉くんに着いて行く。渉も不思議そうな目でアタシを見る。
なんか変なのかな・・
伶哉くんに着いて行く。階段を上って3階に来る。
なんでこんなとこに来るの?
人通りの少ないとこに来ると急に伶哉くんは足を止め、振り向く。
なんか真剣な顔・・少し緊張するよ。

「なぁ、杏南。お願いなんだけど・・生徒会入ってくんねぇ?」

「生徒会?なんで?」


「副会長が転校してさぁ・・お前なんか仕切れそうだから。ダメ?」

上目遣いでアタシを見つめる。なんか断る雰囲気じゃないよ・・・」
まぁ、前の学校でも一応、入ってたから分かるケド・・・

「うーん・・まぁ、いいよ。」


「サンキュ♪ 生徒会真面目な奴らばっかでさ。つまんなかったんだよね、杏南がいたら話せんじゃんか。」

「伶哉くんは役職何? 副会長とか?」


「ううん、生徒会長。」

「はい? 会長やってたの!? 」


「ああ、行ってなかったっけ?」

「聞いてない。でも、凄いね・・今日会議的なのある?」


「ああ、一応な。体育祭のことについていろいろ・・」


「わかった。今日掃除終わったら一緒に行こう?生徒会室まだわかんないし。」


「///ああ・・じゃあ教室戻るか。」

アタシたちは階段を下り、教室に戻る。こんな話、教室でもいい気がするけど・・
まぁ、ファンの子とかいろいろあるんだろう。
アタシは伶哉くんとまた話し出す。伶哉くんって楽しい人なんだな・・

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