ディア フレンド
杏南side
ずいずいとキイムに引っ張られお風呂場に来た。
キイムは着くや否や服を脱ぎ出す。大胆なんだな・・・
アタシも服を脱ぐ。でも、初めて一緒に入るから緊張するな。
恐る恐る脱ぐ。すでにキイムは下着姿になっており、その下着も脱ぎ捨てる。
アタシも意を決して全て脱ぐ。そして、中に入る。
ガラガラッ。
キイムはいきなり軽くシャワーをし、湯船に飛び込む。
アタシもシャワーを浴びる。
シャーシャー。ちらっと横目でキイムを見る。何処となく怒っているようにも見える。
何に怒ってるの?・・・
凄く不機嫌そうに金色の長い髪を指でいじる。
これは相当怒ってるのかな・・アタシはそろそろと湯船に浸かる。
その瞬間、怒っていた表情が一変、悲しそうな表情へと変わった。
キイムは今にも泣きそうで目を擦っていた。
「キイム?・・・どうしたの?」
「杏南様・・渉様のこと・・・好きなのですか?」
「えっ? アタシは渉のこと・・別に好きって訳じゃないよ。」
「ホントですか?」
キイムは悲しそうな表情がまた一変し、ぱあっと笑顔になっていく。
なんか話が読めない。キイムは怒ってたわけじゃないってコトなのかな?
キイムは徐々に接近してくる。表情は明るく、先程の暗い表情は何処へ行ったのやら・・
気が付くとキイムはアタシの背中に自分の背中を合わせるような体勢になっていた。
少しくずぐったいような気もするが・・・
「杏南様・・杏南様は嫉妬、されます?」
「嫉妬? うーん・・あんまりしないかも。」
背中ごしなのでキイムの表情はわからない。
でも声は凄く真剣で決してふざけているような声ではない。
キイムはさっきから何を言いたいのだろう・・アタシはまだ上手く掴めない。
キイムは真剣な声で話を続ける。
背中ごしに微かな震えが伝わってくる。余程緊張しているのだろう。
アタシは言葉を発さず黙って聞くことにした。
ずいずいとキイムに引っ張られお風呂場に来た。
キイムは着くや否や服を脱ぎ出す。大胆なんだな・・・
アタシも服を脱ぐ。でも、初めて一緒に入るから緊張するな。
恐る恐る脱ぐ。すでにキイムは下着姿になっており、その下着も脱ぎ捨てる。
アタシも意を決して全て脱ぐ。そして、中に入る。
ガラガラッ。
キイムはいきなり軽くシャワーをし、湯船に飛び込む。
アタシもシャワーを浴びる。
シャーシャー。ちらっと横目でキイムを見る。何処となく怒っているようにも見える。
何に怒ってるの?・・・
凄く不機嫌そうに金色の長い髪を指でいじる。
これは相当怒ってるのかな・・アタシはそろそろと湯船に浸かる。
その瞬間、怒っていた表情が一変、悲しそうな表情へと変わった。
キイムは今にも泣きそうで目を擦っていた。
「キイム?・・・どうしたの?」
「杏南様・・渉様のこと・・・好きなのですか?」
「えっ? アタシは渉のこと・・別に好きって訳じゃないよ。」
「ホントですか?」
キイムは悲しそうな表情がまた一変し、ぱあっと笑顔になっていく。
なんか話が読めない。キイムは怒ってたわけじゃないってコトなのかな?
キイムは徐々に接近してくる。表情は明るく、先程の暗い表情は何処へ行ったのやら・・
気が付くとキイムはアタシの背中に自分の背中を合わせるような体勢になっていた。
少しくずぐったいような気もするが・・・
「杏南様・・杏南様は嫉妬、されます?」
「嫉妬? うーん・・あんまりしないかも。」
背中ごしなのでキイムの表情はわからない。
でも声は凄く真剣で決してふざけているような声ではない。
キイムはさっきから何を言いたいのだろう・・アタシはまだ上手く掴めない。
キイムは真剣な声で話を続ける。
背中ごしに微かな震えが伝わってくる。余程緊張しているのだろう。
アタシは言葉を発さず黙って聞くことにした。