お姫様の秘密



「…陽菜?」



突然、後ろから名前を呼ばれた。


私の名前を呼ぶ人なんて、そう多くはない…

しかも、男の声。

でも、成弥じゃない。


じゃあ、一体…誰?



「…はい?」



挙動不審になりながらも、振り向いた。


えっと…


…………誰?



目の前にいたのは、成弥部類…

つまり、イケメンとか言う部類の人物。


すごく笑顔だけど、残念ながら、心当たりない…



「失礼ですけど…だ」



“誰ですか?”


そう私が聞く前に名乗られた…



「遠藤 悠希」



……再び、唖然とするしかなかった。




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