君の影をみてる〜幼なじみの恋〜
「いつから居た?」と隆志が聞いた。
「ったく、騒いでっから気がつかねんだよ。」
「だって聞いてよ、隆志って凄くモテるのに」
「俺って昔から、欲しいものねだったこと事、あんま無いんだよなぁ」
「なんで?」
恭一も私も、声を揃えた。
「わかんねー。でも、我慢もしてないんだよ。ただ、なんでも自分のものにしたがる恭一の強引さは羨ましかったけど。」
「…なんだそれ?」
「それよりお前、疲れたって言ってたくせして、結局、出て来てんじゃん!」
「話が反れたゾ。」
「…俺、力と時間は、無駄に使えないタイプなんだよ。じゃあ!」
難しい言葉を残し、
隆志は去って行った。
「なんだアイツ!」
「気を遣ったのかな?」
「…」
「疲れてるんだからイイのに。」
「バスケ部でって聞いたから、やめておいた方が良いかと思ってさ。」
「なんだー。あたし、ずっと別行動だったんだよ。」
「ふ〜ん。」
「ま、いいや。今、一緒に居られてるし!」
「家、すぐだけど」
「今、何時くらい?」
「そろそろ9時くらいか?」
「そっかぁ、残念。」
「わり〜な…」
「何言ってんの!あたしこそノンキに…ごめん。」
「そんなのイイよ!」
「…!じゃあ、こうやって」と、
恭一の手を握って言った
「充電」
おどける私に、
「フッ。」
恭一はテレながらも、その手をつないだまま、
人通りの少ない道を歩いてくれた。
「ったく、騒いでっから気がつかねんだよ。」
「だって聞いてよ、隆志って凄くモテるのに」
「俺って昔から、欲しいものねだったこと事、あんま無いんだよなぁ」
「なんで?」
恭一も私も、声を揃えた。
「わかんねー。でも、我慢もしてないんだよ。ただ、なんでも自分のものにしたがる恭一の強引さは羨ましかったけど。」
「…なんだそれ?」
「それよりお前、疲れたって言ってたくせして、結局、出て来てんじゃん!」
「話が反れたゾ。」
「…俺、力と時間は、無駄に使えないタイプなんだよ。じゃあ!」
難しい言葉を残し、
隆志は去って行った。
「なんだアイツ!」
「気を遣ったのかな?」
「…」
「疲れてるんだからイイのに。」
「バスケ部でって聞いたから、やめておいた方が良いかと思ってさ。」
「なんだー。あたし、ずっと別行動だったんだよ。」
「ふ〜ん。」
「ま、いいや。今、一緒に居られてるし!」
「家、すぐだけど」
「今、何時くらい?」
「そろそろ9時くらいか?」
「そっかぁ、残念。」
「わり〜な…」
「何言ってんの!あたしこそノンキに…ごめん。」
「そんなのイイよ!」
「…!じゃあ、こうやって」と、
恭一の手を握って言った
「充電」
おどける私に、
「フッ。」
恭一はテレながらも、その手をつないだまま、
人通りの少ない道を歩いてくれた。