君の影をみてる〜幼なじみの恋〜
夏休み入り、盆には部活も休みとなった。
久しぶりの休みに、
恭一は、矢部達と海へと出かけ、
鈴ちゃんは、先輩とのやっとの時間が優先なので、
今日は奈央とふたりで遊ぶことになった。
海の近くに住む私達は、
こんなに混雑の中、わざわざ海水浴もないのだが、
なんてったって、久しぶりの休みなので…
ハメを外してないか、偵察に海岸へと立ち寄った。
すると、クラスのトリマキ女達も一緒に居るのを遠目にみつけ、
嫉妬から苛立つタイプの私は、奈央を連れて、その場から離れた。
「こんなんなら、部活があった方がイイや!」
典型的なヤキモチだ。
気になって仕方がないその日の夜、
そのくせして、
恭一からの電話には出なかった。
私に甘い母は、
『もう眠った』と嘘をつき、
明日また電話をくれるよう取り計らってくれた。
そして、あまり良く寝付けないまま、朝は来た。
朝から完璧な支度を整え、準備万端なのに電話は来ない。
そしてまた、イライラする私は、コンビニへと出かけた。
コンビニまでは、恭一のマンションの前を通る。
特に買うものは無かったが、ちょっとした菓子と飲み物を買った。
そしてまた、マンションの前へと近づいて、
一度通り過ぎたが立ち止まり、
覚悟を決めて、もう一度戻ると、オートロックのボタンを押した。
「はい?」
恭一の声に、ホッとする私。
久しぶりの休みに、
恭一は、矢部達と海へと出かけ、
鈴ちゃんは、先輩とのやっとの時間が優先なので、
今日は奈央とふたりで遊ぶことになった。
海の近くに住む私達は、
こんなに混雑の中、わざわざ海水浴もないのだが、
なんてったって、久しぶりの休みなので…
ハメを外してないか、偵察に海岸へと立ち寄った。
すると、クラスのトリマキ女達も一緒に居るのを遠目にみつけ、
嫉妬から苛立つタイプの私は、奈央を連れて、その場から離れた。
「こんなんなら、部活があった方がイイや!」
典型的なヤキモチだ。
気になって仕方がないその日の夜、
そのくせして、
恭一からの電話には出なかった。
私に甘い母は、
『もう眠った』と嘘をつき、
明日また電話をくれるよう取り計らってくれた。
そして、あまり良く寝付けないまま、朝は来た。
朝から完璧な支度を整え、準備万端なのに電話は来ない。
そしてまた、イライラする私は、コンビニへと出かけた。
コンビニまでは、恭一のマンションの前を通る。
特に買うものは無かったが、ちょっとした菓子と飲み物を買った。
そしてまた、マンションの前へと近づいて、
一度通り過ぎたが立ち止まり、
覚悟を決めて、もう一度戻ると、オートロックのボタンを押した。
「はい?」
恭一の声に、ホッとする私。