シンプル
「ほらよ!!」
僕はそう言って手の上に百円置いてやった!
「いただきます!!」と言って後輩は先に電車を降りて行った。

学校も終わり・・駅まで仲間と歩いていた・・

いきなりポケットの中のポケベルがなりだした!

「なんだぁ!!彼女でもできたかぁ」と仲間にからかわれた。

「いるわけねぇーじゃん!毎日お前とフラフラしてんのに!!」


「そりゃ!!そうだ」

なんて言いながらベルを見た!

『ワカリマス? ミナ』

朝の話をすっかり忘れてた僕はドキッとした。内心、来る訳ないなんて思っていたからだ

ただ何て返していいかわからなかった・・知らないなんて言いいずらいし・・でも僕は正直に返す事に決めた・・

仲間には「親からだ・・!」と嘘をついて公衆電話に急いで行き直ぐに返した。

『ゴメン!ワカラナインダ』
『ゴメン! タカ』

と2回にわけて返事をした!今の携帯とちがって、カナで短文しか送れないのでこんな感じだった。

すると直ぐに返事が返ってきた

『オニギリ!』
『アタタメマスカ? ミナ』

2分以上はそのメッセージを眺めていたと思う・・
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