切恋‐セツコイ‐


あれから俺達はたわいもないメールを続けた。



メールをしていくうちに沙智の事が少しずつわかってきた。



アイスが大好物らしく、駅前のアイスクリーム屋の、いちごキャラメルは絶品だ!と熱烈に語って来た。




他にも、料理が得意なことだとか運動音痴なこと。



そんなメールを沢山した。








この時…


俺の気持ちが少しずつ、少しずつ…確実に動いていたのに、俺は気付かなかった。





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