切恋‐セツコイ‐


「練習試合の相手校が決まった」





コーチが話している間も俺はシュートを止めず、耳だけコーチの方を向けていた。








そして俺が次のボールを蹴ろうとした時、











「相手校は……船橋だ」











ガンッ!!





その言葉を聞いた瞬間、蹴ったボールはゴールには入らず、ゴールの枠の部分に勢いよく当たった。






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