切恋‐セツコイ‐
さっきからずっと携帯画面を見ていたせいか、目が痛くなって来たあたしは諦めて携帯をパタンと閉じた。
ベッドに寝転び、目を閉じていると
「沙智ー、ちょっとコンビニ行って来て!」
一階からお母さんの声が聞こえて来た。
えぇー…
めんどい……
なかなか重い腰が上がらずベッドに止どまっているあたしに痺れをきらしたお母さんが無理矢理あたしに財布を持たせ、家から追い出した。
「ひ、酷い…」
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