アイー心の花ー

院長先生のあいている１時間で、あたしは院長先生と会うことになった。

「失礼します。」

あたしは、院長室に入った。
なんだか、ただ部屋に入っただけなのに、背筋が伸びる。

部屋はすごく広くて、目の前にはふかふかそうなソファー、そしてその奥には、書類やファイルが山済みになった机と、社長が座るような、ふかふかそうないすがあった。

机のすぐ前のソファに、髪に少し白髪が混じった、どこかやさしそうな男の人が座っていた。

「帆波　流歌と申します。」

「まぁ、お座りください。」

あたしは、院長先生の前に座った。