好き

次の日、お姉ちゃんと大心先輩は付き合った。

私は、お姉ちゃんにばれないように、毎日毎日泣き続けた。
辛かった。でも、お姉ちゃんの為だって思った。

お姉ちゃんには、小さい頃から我慢させて来た。
大好きなお菓子を私が食べた時も、お母さんを独り占めした時も
お姉ちゃんは怒らなかった。
きっと辛かったと思う。

だって、私が先輩のことを好きだって言った時も、
応援するって言ってくれた。

その夜は、お姉ちゃんが泣いた。
私は、ずっと疑問に思っていたけど意味がやっとわかった。


先輩とお姉ちゃんは美男美女カップルと学校の中で有名だった。
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