好き
・・・・・それから半年・・・
私のお姉ちゃんが先輩を振った
という噂がながれた。
嘘だよね?私は信じられずに、家に帰って聞いてみた。
『先輩のこと振ったの?なんで?』
「純は大心のこと好きでしょ。お姉ちゃんも実は好きなんだよ。
でも、純のほうが大心のことを思ってる。だからだよ。
純は、大心のことを思って泣く時もある。もう純を泣かせたくないんだよ。
だったら、自分の気持ちを犠牲にしたほうがいい。」
『お姉ちゃん・・・なんで?両想いなんだよ?
今からでも遅くないから、明日、先輩に思い伝えてきて。
お姉ちゃんの気持ち犠牲にしてまでも、幸せになれないよ。』
自然に涙がこぼれてきた。なんでだろう。拭っても、拭っても
溢れてくる。好きだけど、お姉ちゃんには幸せになってほしい。
私はそう思った。