私は君に夢中
Prologue
あの日、
君に会わなければ
平凡で平和な日々を
いつも通りの毎日を
おくっていたんだと思う。
よく小説とか漫画とかで
君と出会えたことは
「奇跡」とか「運命」とか
よく言うけど....
私たちの出会いは
運命でも奇跡でもない。
本当に偶然な出来事だった。
私たちはただ
通りすがっていただけだったんだ。
知らないあいだに
横を通り抜けていただけなんだ
君に恋して...
君を好きになって...
涙する切なさも
恋する楽しさも
すべて君から教わった。
ありがとう
ありがとう
―――涼。