愛よれよれ君

「また、そうやって
どんどん我が家の財産を
減らしていかないでよねー!
次から絶対自分で買いなさいよ」


髪をまとめ、
顔を洗いながら
適当に返事をする。


「あーはいはいはいはい。
どうせ100円だもんね〜!」


遠くからブツブツと
母の声が微かに聞こえる


私は洗顔、歯磨きを終え、
チャキチャキと準備をして
予定通り家をでた。


「じゃいってきまーす!」

「いってらっしゃい!」


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