愛よれよれ君

いつもと変わらない日常。

この道も、もうすっかり慣れた。

私はいつも通り、
同じ制服を着て、
同じ方向を進んでいる
群れの一人として
学校に向かう。


本当に、普通すぎる。

毎日何も変わらない。

からこそ、この日は少し、
興味が沸いてしまったのかな。


前方から、一人だけ
逆方向の男がこっちに
走ってくる。


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