初雪の夜に
日向さんは
真剣に話を
聞いてくれていた。

久しぶりだな…
きちんと聞いてもらえるの……。
なんて感じながらも私は話す。


「それで、私は数時間前……ひきとってくれた人に
“出ていって”
と叫ばれました。

結局私は
イラナイ子なんだって………。

そう………
感じました……。」
< 30 / 54 >

この作品をシェア

pagetop