初雪の夜に
「そうだったんだ…………………。」

だから会った時
なんとなく知ってるような感じだったのか…………。

でも………
「なんでさっき謝ってたの?」

お母さんに
なんかしたの…?

「あ―。
僕ね…。一応深歩ちゃんのことたのまれたんだ…。」

はい?

「どういうこと?」

「えっとね…?
優由さんはもう歳だからとかいって、“私が居なくなったら深歩のこと陰で支えてあげて。”なんて言ってたんだけど…………。
陰でなく傍になってるし………ね?

謝っておこうかと……………。」
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