もしも翼があるのなら…
chace a dream
【安在 翔】
『今日駅前に新しく出来たカフェ行こう。』
声をかけてきたのは同じクラスの悠里。
『わりぃ、今日特練が入ったんだ。』
『えっ、あたし聞いてないよ。』
『さっき敦が言って来たぞ。』
俺と悠里はバスケットボール部の部員とマネージャーで、2年の夏に悠里に告白され付き合うことになった。
2ヶ月後最後の大会があるため、いつもなら金曜日はない部活が特別に練習が入った。