もしも翼があるのなら…
『おい、翔こっち。』
キャプテンの敦が声をかけたが俺は一目散にゴールを目指す。
ゴール!!
この瞬間が一番気持ちいい。
その様子をみていた監督に呼び出された。
『安在、このままだと今度の大会お前を出すことはできん。』
監督の言葉に理解できずにいた。
『何でですか?俺、点決めてるじゃないですか。』
『よく考えろ。自分で答えが出せなければ出さない。以上』
なんだよ、それ。
俺は納得いかねぇ。