もしも翼があるのなら…
『翔、ジュース♪ジュース♪』
部活が終わり無邪気にはしゃぐ悠里。
俺はそんな気分じゃないけど約束したし自販機でペットボトルのジュースを買った。
『あれ翔は?』
『俺はいいや。』
そんな気分にならねぇ。
『それにしても相変わらずゴール決めてかっこいいね。』
『だろ?なのに監督が試合に出せねぇって。』
『えっなんで?半分は翔が決めたじゃん。』
『知らねぇ。何が悪いか自分で考えろだと。』