満月の日
第八章…ハードの戦い
ザワザワと、風で木々が揺れる。
ハードは一人、薄気味悪い森の中を歩いていた。
風と彼の足音以外、何も聞こえない。
そんな彼の後ろに、誰かが立った。
いや、正確には木から降りてきたのが正解だろう。
ハードは後ろを見る。
そこには左頬に古傷がある男、ブライトがいた。
ハードは一人、薄気味悪い森の中を歩いていた。
風と彼の足音以外、何も聞こえない。
そんな彼の後ろに、誰かが立った。
いや、正確には木から降りてきたのが正解だろう。
ハードは後ろを見る。
そこには左頬に古傷がある男、ブライトがいた。