満月の日
それに続けてガンガン大剣を振り回す。




ハードは曲刀で受け止めるだけで精一杯で、遂に、ブライトの一撃が、ハードの体にモロに当たった。




「ガハッ…!!」




口から血を出すものの、何とか持ち堪えるハード。




それを見たブライトは大剣の先端を彼に向けた。




「どうしたハード!!お前の力はそんなものではないだろ!!」




「そんなこと…よく言ってられるな…!!」




「何…?」




ハードの一言に、ブライトは眉間にシワを寄せる。
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