満月の日
「キン!!」




「ブ、ブライト!?」




勢いよく扉が開かれ、イスに座っていたキンは、危うくずり落ちそうになる。




「な、何だよいきなり大声出して入ってきて!!ビックリしたじゃないか!!」




キンは心臓を押さえ、ブライトを見上げる。




「お前、あの男の仲間を誘拐したのか!?」




「えっ?あぁ。このおチビさんのこと?」




キンはそう言って牢屋を見る。




中には、意識を失い、グッタリと横たわっているガンマの姿が。
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