満月の日
彼の姿を見た瞬間、ブライトの怒りが一気に爆発し、キンの頬を殴った。




「ぐっ!!」




ドゴッ!!と音と同時に、キンはその場に倒れる。




「な、何をするんだ!?」




キンは上半身を起こし、殴られた右頬を擦りながらブライトを見上げる。




ブライトは何も言わず、牢屋のカギを開け、ガンマを肩に担ぐ。
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