満月の日
しばらくして、ハードの前にガンマを肩に担いだブライトが現れた。




「ガンマ!!」




ハードは駆け寄ろうとしたが、




「受け取れハード!!」




と、ブライトが言い、ガンマをハードに向かって投げつけた。




しっかりとガンマを受け止めるハード。




「今度は正々堂々と勝負したいものだな。」




ブライトは独り言のように呟くとハードの前から姿を消した。




ザワザワと、風で木々が揺れる。




そんな中、ガンマはうめき声を上げた。
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