満月の日
「うっ…。」




「ガンマ?」




ハードに呼ばれ、ガンマはボーッとした表情で彼を見る。




「ハード…?」




意識がはっきりしてきたのか、ガンマは不思議そうにしている。




ハードは安心したように一息つくと、ガンマを背中に担いだ。




「えっ…!?ちょっ、ちょっと…!!ハード!!?」




ガンマは慌てたように声を上げる。
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