満月の日
「みんなが心配している。帰るぞ。」




「帰るって、オレ、歩けるから!!」




「ダメだ。さっきまで、意識がなかったからな。ガキは大人しくしていろ。」




「なっ!?オレはガキじゃない!!」




「俺から見ればお前はガキだ。」




「だからガキじゃないって!!」




ガンマは声を上げ、ジタバタ暴れ回るが、結局ハードに担がれたまま宿屋に戻った。
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