満月の日
「ハード!!ガンマ君!!良かった!!二人共、無事だったのね!!」




宿屋に着くなり、ティラが嬉しそうに駆け寄る。




「あぁ。何とか無事に帰ってこれた。」




ハードは肩をすくめた。




「あぁ良かった…。チビすけが無事で…。」




リンがホッと一息ついた表情に、ハードはマジマジと彼女を見た。




「な、何だよ…?」




視線に気付いたのか、リンは怪訝そうに言う。
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