満月の日
「分かった…。そこまで言うなら、もう止めはせん。…行くが良い。出来れば、生きて帰れ。」




「はい。では…行ってきます…!!」




ガンマはそう言って、後ろを振り返らずに森を後にした。




その後ろ姿を、ゼロンは優しく見守っていた。




それからガンマは、ダーク・マターが住む暗黒の砦に来た。




ガンマは剣を構え、闇に向かって大声で叫んだ。




「出て来い!!ダーク・マター!!」




すると、どこからともなく一人の青年が現れた。




「随分、威勢の良い戦士が来たね。」




冷たい目線で、ガンマを見据える。




「村の仇!!覚悟!!」
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