満月の日
次の瞬間、強風が吹き抜けたかと思うと、回りにいたモンスターが一気に倒れた。




「なっ…!?」




「何だ…!?」




驚くヴィルヘルムとミシェル。




二人の前には、一人の剣士が曲刀を持って立っていた。




ハードである。




「大丈夫か?」




ハードに聞かれ、何とか頷く二人。




さらに遠くの方では巨大な水柱ができ、モンスターを飲み込んだ。




「凄い…。何て強力な水魔法だ…。」




ヴィルヘルムが感心したように呟いた時、彼の前にモンスターがやってきた。




ザッと構える二人。
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